フェロモンの種類について
フェロモンには、他個体に特定の行動を引き起こさせる解発フェロモン(releaser pheromone)と生理作用にかかわる起動フェロモン(primer pheromone)があります。前者には、性フェロモン、集合フェロモン、警報フェロモンなど、後者では階級分化フェロモンなどが知られています。
フェロモンの種類
性フェロモン
成熟して交尾が可能なことを他の個体に知らせる。また、それを追って異性を探し当てるのに使われる。
広範囲の昆虫、ダニ類などに見られます。
道標フェロモン
餌の在り処など、目的地から巣までの道のりにフェロモンを残し、その後を他の個体に辿らせる。
社会性昆虫に多いが、テンマクケムシ(オビカレハ属の1種)の幼虫でも吐いた糸に含まれる化学物質に道しるべの作用があることが知られています。
集合フェロモン
交尾や越冬などのために仲間の集合を促す。
カメムシ類、ドクガ類の幼虫、ゴキブリ類などでは集団の形成にフェロモンが働いています。
警報フェロモン
外敵の存在を仲間の個体に知らせます。
ミツバチ、シロアリなどの社会性昆虫やアブラムシのように集団で生活する昆虫に見られます。
階級分化フェロモン
ハチ類やシロアリ類の女王が分泌し、ミツバチにおいては、働き蜂の卵巣発育を抑制するとともに、働き蜂を通じて幼虫に伝えられ、幼虫の卵巣発育を阻止して女王にならずに働き蜂に生育させる女王物質。
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